古い木構造の耐震の仕組み
所用で工事はお休みです。進まんな~~~
前からきになっていた古い木構造の建物がどのように地震に耐えるのかについて調べました。
- 土壁が落ちて初期の揺れに揺れを吸収する。
- 柱などにがっちりと組み込まれた竹木舞が柔構造的に揺れに抵抗する。
- それより強い揺れは、基礎と土台が繋がっていないため建物自体がずれることによって耐える。
ポイントは昔の土壁で、これは木舞(こまい)という竹で編み込まれたベースの上に土を塗ってできています。
中之島の物件にも残っていたもので、古い木構造の建物にしか使われていないようです(ちなみに築年数はおそらく130年くらいです)。この土壁が建物に柔軟性を与えることで免震が成り立ちます。さらに湿気を調整する役割もあるので日本の風土にあった建築技法だといえると思います。
ただ現在では技術者が全然いないですし、コストの面で現代工法に劣ります。古いものを古いままで保つことは大変です。
では。